かつての結婚式といえば、会社の同僚や、さほど親しくもない学生時代の友人を呼び集め、席次表を埋めることがステータスとされていた。しかし、そんな時代は完全に過去のものとなった。現在のウェディング市場を牽引するのは、参列者を極限まで絞り込んだ「超ミニマル婚」だ。
背景にあるのは、タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)を重視する若者世代の価値観だ。「お祝いをもらう申し訳なさ」や「準備の煩わしさ」を天秤にかけた結果、最初から大人数の挙式を選択肢から外すケースが増えている。人間関係の「選択と集中」が、結婚式という人生最大のイベントにも色濃く反映されているのだ。