インターネット黎明期から現在に至るまで、日本のネット空間では一部の著名人に対して「在日コリアンではないか」という憶測を投げかける現象が繰り返されてきた。藤本美貴もその代表例として名前が挙がることが多い。検索エンジンのサジェスト機能が、ユーザーの関心を自動的に学習し、上位に表示し続けることもこの現象を固定化させる一因となっている。
こうした噂が広まる背景には、匿名掲示板での書き込みや、アクセス数を稼ぐことを目的とした「トレンドブログ」の存在がある。一度書き込まれた情報は、真偽が検証されないままコピー&ペーストされ、デジタルタトゥーとしてネット上に残り続ける。視聴者やネットユーザーが抱く「公にされていない真実を知りたい」という好奇心が、根拠の薄い噂を肥大化させていくのだ。