モブラー文化の根底には、良いものを修繕しながら世代を超えて受け継ぐというデンマークの生活思想「Hygge(ヒュッゲ)」と循環型社会の理念がある。店舗で使われている家具の多くは、北欧各地の蚤の市やヴィンテージディーラーから買い付けられ、熟練の職人によって張り替えやオイルフィニッシュが施されたものだ。
使い捨てのファストインテリアに対する違和感が高まる中、修繕履歴が明確で一生モノとして愛用できるヴィンテージ家具への関心は年々高まっている。カフェという場が、優秀なリペア職人と買い手をつなぐサロンとしての役割も果たしている点は見逃せない。