あのショッキングな映像の舞台となったのは、2019年8月に発生した常磐自動車道煽り運転事件だ。狂気に満ちた運転で被害車両の進路を塞ぎ、無理やり停車させたのは宮崎文夫受刑者。そして、同乗していたガラケーの女性こそ、犯人隠匿・隠避の罪で逮捕された喜本奈津子受刑者(いずれも当時)だった。
猛スピードで迫る高級SUV、強引な割り込み、そして車から降り立ち暴言を吐きながら暴力を振るう異質な光景。ドライブレコーダーに捉えられた一連の映像はニュース番組で繰り返し流され、日本のドライバー全員に「いつ自分が被害者になってもおかしくない」という背筋の凍るような恐怖を植え付けた。