彼女のカウンセリングスタイルは、巷に溢れる「すべては上手くいきます」「あなたのオーラは輝いています」といった甘い言葉とは一線を画していた。相談者が抱える問題の根底にある、エゴや甘え、あるいは自ら招いた業(カルマ)を、容赦なく指摘するのが常だった。
「霊のせいにする前に、自分の生き方を見直しなさい」という冷徹なまでのリアリズム。この姿勢こそが、綺麗事では救われなかった多くの人々を正気に戻し、自らの足で立たせる原動力となった。スピリチュアルを現実逃避の道具にさせない徹底した現実主義が、現代の冷めた世代の心にも深く刺さるのだ。