事態が表面化したきっかけは、ある駅利用者が早朝のコンコースで目撃した惨状を写真付きでSNSに投稿したことだった。瞬く間に拡散された画像は、日本国内にとどまらず海外のSNSユーザーの間でも物議を醸した。「世界一清潔な街」という日本のパブリックイメージとの落差があまりにも激しかったからだ。
「朝のラッシュ時に通りかかり、絶句した。異臭が立ち込め、とても近づける状態ではなかった」と、毎日渋谷駅を利用する30代の会社員女性は語る。通勤・通学の足として毎日数十万人が通過する拠点での出来事だけに、利用者が受けた精神的ダメージは計り知れない。