「そもそも、現金をご祝儀袋に包んで持参する文化自体が時代遅れなのではないか」。そんな議論が、デジタルネイティブ世代を中心に熱を帯びている。事前決済システムやPayPay、LINE Payなどを活用した「キャッシュレスご祝儀」の導入率は、2026年に入り一段と上昇した。
最近の意識調査によると、20代〜30代の参列者の約6割が「オンラインでの事前ご祝儀決済を希望する」と回答している。受付での金銭管理トラブルを防げるうえ、新札探しのストレスから解放されるメリットは絶大だ。一方で、新郎新婦の親世代や親族からは「伝統的なご祝儀袋の重みが失われる」「手渡しこそが誠意だ」といった強い抵抗感も根強く残る。形式美を重んじる格式高い結婚式では依然として現金の紙幣が圧倒的優位を保っており、完全移行にはまだ時間がかかりそうだ。