岡田奈々が歌った劇中挿入歌「青春の坂道」(1976年3月10日リリース、作詞:松本隆、作曲:森田公一)は、ドラマの劇的な展開と見事にシンクロし、彼女の代表曲となりました。
ドラマ本編では、真弓が青春の岐路に立ち、兄との別れや自身の成長に向き合う重要なシーンでこの楽曲が効果的に使用されました。作詞を手掛けた松本隆による叙情的な歌詞と、森田公一の切なくも力強いメロディは、岡田奈々の持つ憂いを帯びた透明な歌声と完璧にマッチし、オリコンチャート上位を記録するヒットとなっています。
単なるタイアップの枠を超え、登場人物の心情吐露としてドラマの演出と音楽が完全に一体化したこの手法は、日本のテレビドラマにおけるメディアミックスの極めて初期の成功モデルとして、音楽・映像関係者の間でも高く評価されています。