ネット上の掲示板やSNS、知恵袋を調査すると、期間に関する悲痛な叫びとリアルな現場の様相が浮かび上がってきます。大手教習所チェーンの元指導員(教習指導歴12年)は、取材に対して次のような内情を明かしました。
「入校当初は『来月中に終わらせます』と意気込んでいた受講生ほど、第1段階の学科試験に一度落ちたり、クランクやS字の技能で引っかかったりした瞬間にパタリと来なくなる。心理的な挫折から足が遠のき、半年放置した挙句に『期限が残り2週間しかないんですが何とかなりませんか』と駆け込んでくるケースを毎月のように見ます。しかし、法令で1日に受けられる技能教習の上限時限数は決まっているため、物理的に間に合わず退校手続きを取らざるを得ないのが現実です」
SNS上でも、「平日の仕事終わりに通うつもりが残業続きで予約を直前キャンセルし、キャンセル料ばかり嵩んで4ヶ月経っても仮免すら取れていない」「繁忙期の予約合戦に敗北し、技能教習が2週間に1回しか受けられず感覚を取り戻すだけで終わる」といった、通学スタイルの落とし穴を嘆く投稿が相次いでいます。意志の強さだけに頼る教習計画は、日常生活の忙殺によって高確率で破綻するという教訓を示しています。