スポットライトの陰で、長田の生活は急激に荒廃していった。原因は競馬をはじめとするギャンブル依存と、身の丈に合わない金銭感覚だった。先輩芸人や後輩、ファン、果ては一般の知人に至るまで、口八丁手八丁で借金を重ねる日々。被害額は数千万円規模に膨れ上がったとされる。
返済は滞り、周囲の信頼は完全に失墜。かつて「上方漫才の神童」と持て囃された男は、いつしか「クズ芸人」の代名詞としてお笑い界の裏側で語られる存在へと転落した。借りた金をギャンブルに注ぎ込み、借金の返済のためにさらに別の場所から借り入れを繰り返す自転車操業は、長くは続かなかった。