当時のテレビ業界は、まさにドラマ黄金期。毎週決まった時間にテレビの前にかじりつくのが当たり前の時代だった。その中心にいた常盤貴子にかかっていたプレッシャーは、想像を絶するものがあったに違いない。クールごとに異なる役柄を演じ分け、常に高視聴率を求められる過酷なスケジュールの中でも、彼女は常にスクリーンの中で輝き続けた。
しかし、彼女自身は後年のインタビューで、当時の狂騒曲のような日々をどこか冷めた目で見つめていたとも語っている。消費されるスターとして終わるのではなく、一人の表現者としてどう生きるか。その強い意志が、彼女のキャリアを息の長いものにしたのだろう。