睡眠障害だけでなく、日々の食生活や自律神経のバランス、ホルモンバランスの乱れが眠気として表面化することも珍しくありません。
食後の異常な眠気と糖尿病・血糖値スパイク
昼食後に気絶するように寝入ってしまう場合、食後異常な眠気と糖尿病や「反応性低血糖」の関連を疑う必要があります。糖質の過剰摂取によって血糖値が急上昇すると、膵臓から大量のインスリンが分泌され、今度は血糖値が急降下します(血糖値スパイク)。脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖が一気に不足するため、強烈な眠気、頭痛、集中力低下が引き起こされます。放置すると2型糖尿病の本格的な発症へと繋がるリスクがあります。
自律神経失調症と慢性的な倦怠感
交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われない自律神経失調症による倦怠感も、強い眠気の一因です。日中にもかかわらず副交感神経が過剰に優位になると、血圧や心拍数が低下し、脳への血流が減少してだるさと眠気が押し寄せます。ストレス過多や不規則な生活習慣が引き金となります。
甲状腺機能低下症と鉄欠乏性貧血
代謝を活性化するホルモンが不足する甲状腺機能低下症の症状(橋本病など)では、体が常に省エネモードに入るため、日中を通してだるさと眠気が続きます。また、特に女性に多い鉄欠乏性貧血による眠気は、ヘモグロビン不足によって脳に十分な酸素が供給されない酸欠状態が原因です。「隠れ貧血(フェリチン不足)」も見落とされやすい要因です。