近年のギフト・贈答品産業において、還暦向けの市場は非常に活況を呈している。消費者の需要が「モノ」から「コト(体験)」へ、そして「パーソナライズされた上質な品」へとシフトしているのが特徴だ。
日本百貨店協会の売上動向や楽天市場をはじめとする大手ECモールの検索データによれば、近年高い支持を集めているのは旅行券、レストランのディナーチケット、高級温泉旅館の宿泊券といった体験型ギフトだ。家族みんなで時間を共有する体験そのものが、最良のプレゼントとして選ばれている。
形に残る品を贈る場合でも、名前やメッセージ、記念の日付を刻印した名入れウイスキーやワイン、名入れ万年筆などが圧倒的な人気を誇る。「自分のために特別に用意された」という特別感が、貰い手の感動を何倍にも膨らませるのだ。