商業的な純粋娯楽として始まった日本の猫カフェ文化は、地方都市において新しい価値を獲得した。島根県内、特に松江市周辺で展開される猫カフェの多くは、行き場を失った猫たちの保護施設としての機能を兼ね備えている。
殺処分ゼロを目指す地域のボランティア団体や行政と連携し、一匹でも多くの保護猫に新しい家族を見つけるプラットフォームとして機能しているのだ。来店客が支払う利用料金の一部は、猫たちの医療費や飼育費に直接充てられる。遊びに行くこと自体が、自然な形で動物愛護の支援活動につながる仕組みが出来上がっている。