多くの人が見落としがちな決定的な事実があります。それは、「ダニを熱で殺しただけではアレルギー対策にならない」という点です。人の気管支炎や鼻炎を引き起こす主要アレルゲン(Der 1、Der 2など)は、生きたダニそのものよりも、ダニの死骸や乾燥して粉々になったフンに多く含まれています。
そのため、熱処理によってダニを死滅させた直後の「吸引・除去工程」こそが健康被害を防ぐ最大の分水嶺となります。
布団掃除機(レイコップやダイソンなどの専用ノズル搭載機)を使用する場合、ただ素早く往復させるだけでは繊維に絡みついた微細アレルゲンを吸い出せません。「1平米あたり20秒以上」のペースを意識し、縦方向・横方向と十字を描くようにゆっくりヘッドを滑らせることが鉄則です。強力な吸引力と叩き機能を備えた布団掃除機を正しく使用することで、死骸・フンの残存率を大幅に引き下げることができます。