Q1:大人になって急に発症した乳糖不耐症は、自然に治ることはありますか?
A1:加齢や遺伝的プログラムによって低下したラクターゼの分泌活性が、以前の水準まで自然に回復することは医学的にほとんどありません。ただし、急性腸炎や過度のストレスが原因で一時的に粘膜が傷ついて酵素活性が落ちていたケースであれば、胃腸のコンディションが整うことで症状が緩和される場合があります。
Q2:牛乳でお腹を壊すのに、ヨーグルトやチーズが平気なのはなぜですか?
A2:ヨーグルトは乳酸菌の働きによって乳糖の約20〜30%がすでに分解されているためです。さらにチーズの場合、製造のホエイ(乳清)を分離する段階で乳糖の大部分が取り除かれ、熟成工程でも分解が進むため、製品中に残る乳糖は極めて微量となります。そのため、乳糖不耐症の人でも多くの場合トラブルなく食べることができます。
Q3:ホエイプロテインでお腹を壊す場合、どうすればいいですか?
A3:一般的な「WPC製法(ホエイプロテイン・コンセントレート)」には乳糖が残存しています。乳糖を極限まで精製・除去した「WPI製法(ホエイプロテイン・アイソレート)」に切り替えるか、大豆由来のソイプロテイン、エンドウ豆由来のピープロテインを選択することで、下痢の発生を確実に防ぐことができます。