深爪の傷口から黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が侵入すると、「爪囲炎(そういえん)」や「ひょう疽(ひょうそ)」と呼ばれる化膿性炎症に進行します。早期に適切な医療機関を受診しないと、骨髄炎や腱鞘炎に波及する危険性があります。
ひょう疽初期症状見分け方
以下の症状が1つでも当てはまる場合、単なる深爪ではなく「ひょう疽」へ進行している可能性が極めて高いと判断できます。
- 爪の横や根元が赤くパンパンに腫れ上がり、熱感(触ると熱い)がある
- 指を下ろしているだけで「ドクンドクン」と強い拍動痛が続く
- 皮膚の下に黄色や白色の膿(ウミ)が透けて見えている
- 痛みのあまり夜間に目が覚める、または物が触れなくても激痛が走る
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【セルフケアで様子見してよいケース】
赤みが局所的で、押したときだけ痛む初期段階。膿が出ておらず、発熱もない状態であれば、流水洗浄とハイドロコロイド絆創膏による湿潤保護、または抗生物質軟膏の短期間使用(2〜3日以内)で回復が期待できます。
【直ちに医療機関を受診すべきケース】
拍動痛がある、膿が溜まっている、指全体に腫れが広がっている、または糖尿病などの基礎疾患がある方。自己判断で針を刺して膿を出そうとする行為は感染を深部に広げるため厳禁です。
深爪何科を受診すべきか迷った際は、第一選択として「皮膚科」または「形成外科」を受診してください。足の爪で巻き爪を併発している場合や切開排膿が必要な重症例では、形成外科がより専門的な処置を行えます。小児の場合は小児科でも初期対応が可能です。