瀬戸内美八の現在と軌跡|宝塚伝説のトップスターの素顔と情熱

瀬戸内美八の現在と軌跡|宝塚伝説のトップスターの素顔と情熱

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瀬戸内美八は1966年に宝塚歌劇団の52期生として入団。同期には汀夏子や松あきらといった錚々たるスターが顔を揃えるなか、早くからその抜群のリズム感と陰影のある演技力で頭角を現しました。花組、月組での研鑽を経て星組へと組替えし、1979年に大スター・鳳蘭の退団を受けて星組トップスターに就任します。

彼女の代表作として真っ先に挙げられるのが、不朽の名作『風と共に去りぬ』です。男役トップでありながら役替わりでヒロインのスカーレット・オハラを演じ、激動の時代を気高く生き抜く女性の内面を情熱的に体現。相手役のレット・バトラー役はもちろん、後に自身がバトラーを演じた際にも、包容力と哀愁を漂わせる大人の男を見事に演じ分けました。

また、娘役トップスター・遥くららとのコンビネーションは、宝塚史上に残る「ゴールデンコンビ」として語り継がれています。『心中・恋の大和路』における忠兵衛と梅川の悲恋では、息をのむような緊迫感と純愛の極致を表現し、客席を涙の渦に巻き込みました。退団公演となった1983年の『オルフェウスの窓』イザーク役に至るまで、役柄の魂を宿すような憑依型の演技でファンを熱狂させ続けたのです。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。