週刊誌の記者たちにとって、市川紗椰は「極めてマークしづらい対象」だという。なぜなら、彼女が頻繁に出没する場所が、いわゆる芸能人が集まる港区のバーや高級レストランではないからだ。
彼女が目撃されるのは、地方のひなびた駅のホームや、下町のガード下にある居酒屋、あるいは相撲観戦の聖地・両国国技館。こうした場所で男性と二人きりでいる姿を捉えるのは至難の業だ。仮に男性と一緒にいたとしても、それは「恋人」というよりは、同じ趣味を共有する「オタク仲間」であることが多い。恋愛感情を超越した同志としての繋がりが、彼女の周囲には満ちている。