アクアリウム初心者が最も陥りやすい失敗が、黒斑病を細菌感染症と混同し、強い魚病薬(グリーンFゴールドやメチレンブルーなど)を無計画に投入してしまうケースです。
ネット上の情報では「金魚の黒い斑点の治し方」として薬浴が紹介されることがありますが、原因が細菌性感染そのものではなく水質ショックや治癒痕である場合、過剰な投薬は逆効果となります。薬剤は水槽内の有用なろ過バクテリアを全滅させ、水質をさらに悪化させるだけでなく、肝臓や腎臓に強い代謝負担をかけて金魚を衰弱死させるリスクを伴います。
黒い斑点を見つけた際にまず行うべきは、薬の投入ではなく水質悪化の対策です。試薬や試験紙を用いてアンモニア濃度および亜硝酸塩濃度を測定し、水槽環境の健全性を客観的な数値で把握することが安全な対処への最短ルートとなります。