宇治のパン屋巡りを計画する際、インターネット上の不完全な情報によって初心者が陥りやすい代表的な誤解が2つあります。
1つ目の誤解は、「たま木亭に行けば宇治名物の抹茶パンが豊富に手に入る」という思い込みです。たま木亭の真骨頂はあくまでフランス伝統製法をベースにしたハード系、クロワッサン、デニッシュ、そして総菜パンです。抹茶を使った商品も季節によって並びますが、店舗の主力ラインナップではありません。「濃厚な宇治抹茶の風味を存分に味わいたい」という目的であれば、宇治駅周辺の「モグモグ」や商店街沿いのベーカリーを巡るルートを組むのが正解です。
2つ目の誤解は、「朝早く行って店内のカフェスペースで優雅にモーニングを楽しめる」という錯覚です。たま木亭を含む宇治のトップランクのベーカリーは、厨房と売り場スペースを限界まで広げるためテイクアウト専門となっている店舗が大半です。イートイン設備はありません。
朝食として焼きたてを味わいたい場合は、購入後に車内でいただくか、宇治川沿いのベンチや「京都府立宇治公園(中の島)」まで移動し、川のせせらぎを眺めながらピクニックスタイルで楽しむのが地元通の定番コースとなっています。