自身の手で「好きな人」を描きたいと考えるクリエイターやイラスト初心者の間では、好きな人の描き方 ポーズに対する関心が急増しています。現場のイラストレーターや専門学校の講師への取材から見えてきたのは、恋愛感情を宿らせるための「3つの身体言語」の存在です。
1つ目は「手の仕草(フィンガーアクション)」です。好きな人を前にしたときの緊張や好意は、顔の表情以上に指先に表れます。服の裾を小さく掴む手、グラスを持つ指先のわずかな力み、口元を隠す仕草などを丁寧に描き込むことで、キャラクターの内面にある繊細な感情が観客にダイレクトに伝わります。
2つ目は「首の角度と視線のズレ」です。カメラ目線で真正面を向くのではなく、首を5度から10度ほど傾け、視線をわずかに斜め下または斜め上へと逃がすことで、照れや戸惑いといったエモーショナルなニュアンスが生まれます。
3つ目は「パーソナルスペースの表現」です。二人のキャラクターを描く際、肩と肩の距離を物理的に近づけつつも、直接触れ合わない「10センチの隙間」を残す構図が、もっとも見る者の胸を締め付けます。pixivのコミュニティ内でも、「#絵描きさんと繋がりたい」「#イラスト好きな人と繋がりたい」といったハッシュタグとともに、こうしたポーズのメイキングやポーズ集の共有が盛んに行われています。