国土の骨格を塗り替える超大型事業であるリニア中央新幹線プロジェクト。南アルプスの難工事区間や水資源への影響に関する協議、さらには地下掘削にともなう安全対策など、山積する課題に対して技術陣は愚直な努力を重ねている。難工事領域における地質データのリアルタイム解析や、無人化掘削技術の投入は、今後の日本の土木技術の標準を底上げする役割を果たしている。
事業の遅延やコスト増加に対する世間の視線は厳しさを増すが、このプロジェクトで培われた先進技術やリスク管理手法は、将来の海外インフラ輸出や国内のインフラ更新工事への波及効果が期待される。国家的プロジェクトの行方は、単なる移動手段の提供を超え、日本の産業技術力の真価を問う試金石となっている。 (出典: 建設 通信(Yahoo!ニュース))