連載中およびアニメ放送後、読者コミュニティやSNS(X・旧Twitter、5ちゃんねる等)ではアギトの巨人を巡る評価について様々な議論が交わされてきました。特に目立った2つの誤解を検証します。
誤解1:「ユミルのアギトは歴代最弱で設定ミスだったのか?」
壁内で小型の巨人と戦って重傷を負うなど、ユミルの戦闘力に対して「弱すぎる」という声が一部で見られました。しかし、これは設定の破綻ではなく、「継承環境と訓練の絶対的な差」によるリアリズムです。他の戦士たちが幼少期からマーレの軍事教練を受け、硬質化薬で肉体を強化されていたのに対し、ユミルは知識も訓練もない孤児でした。むしろ、丸腰の状態でウトガルド城の仲間を守り抜いた身のこなしは、アギト本来の天性の俊敏性を十分に証明していたと言えます。
誤解2:「ポルコは噛ませ犬だったのか?」
レベリオ戦でエレンとミカサの連携に圧倒され、結晶化破砕器として利用されたことから「ポルコ=不遇な噛ませ犬」という印象を持たれがちです。しかし、ポルコは調査兵団の最新兵器である「雷槍」の集中砲火を単独で回避し続け、パラディ島奇襲戦ではエレンの進撃の巨人の両足を一瞬で切断するなど、個人の戦闘能力は極めて高い水準にありました。エレン側の戦術眼と立体機動装置の進化が規格外であっただけで、アギトとしての完成度は非常に高かったと評価されています。