冬場から春先にかけて群馬県民を悩ませる「赤城おろし」だが、その被害は単なる「風が強い」というレベルにとどまらない。最大瞬間風速が25メートルを超える日も珍しくなく、関越自動車道や上越新幹線、JR両毛線などの幹線交通網が速度規制や運転見合わせに追い込まれる事態が相次いでいる。
さらに深刻なのが、強風による飛散物や乾燥火災のリスクだ。高崎市内の物流拠点や工業団地では、トラックの横転事故を防ぐための風速規制基準が厳格化された。住宅街でも屋根瓦の飛散や太陽光パネルの損壊被害が報じられており、局地的な強風への対策は個人・企業を問わず緊急の課題となっている。