「かんころ餅はそのまま食べられるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。結論として、製造直後や真空パック開封直後の柔らかい状態であれば、火を通さずにそのまま生で食べることが可能です。ほんのりとした芋の甘みと素朴な口当たりを楽しめます。
しかし、本来かんころ餅は熱を加えることでデンプンがα(アルファ)化し、甘みと伸びが一気に際立つ性質を持っています。さらに、気温が低い季節や冷蔵保存をすると、デンプンの老化(β化)によって木のようにカチカチに固くなってしまいます。
固くなったかんころ餅を無理に包丁で押し切ろうとすると、刃が滑ってケガをする危険があります。以下の手順で安全に切り分けましょう。
- ステップ1(レンジ微加熱):一本丸ごとの状態、または大きな塊のまま耐熱皿に乗せ、ラップをかけずに500Wの電子レンジで10〜20秒だけ温めます。
- ステップ2(粗熱の確認):表面がほんのり温まり、指で押すとわずかに弾力を感じる程度で止めます(温めすぎるとドロドロに溶けて切れなくなります)。
- ステップ3(包丁の刃を温める・濡らす):包丁をお湯で温めるか、刃先を濡らしたキッチンペーパーで軽く拭いてから刃を入れると、くっつかずに厚さ約1〜1.2cmの綺麗な輪切りが作れます。