ネット上のdiyコミュニティで頻繁に取り上げられるのが、光学レンズ等の磨き出しに使われる「酸化セリウム」や、各種の市販ガラス研磨剤を用いた修復法だ。化学反応と機械的研磨を組み合わせることで、ガラス表面の微細な傷を物理的に平滑化しようとする試みである。
結論から言えば、この手法は極めてハイリスクだ。iPhoneのディスプレイ表面には、指紋や油分を弾く撥油(耐指紋)コーティングが施工されている。研磨剤を取り出し、力を込めて画面を磨いてしまうと、傷が消える前にこの防汚コーティングが部分的に削れ落ち、斑点状の変色や操作感悪化を招くおそれがある。