『とっとこハム太郎』の物語において、こうしくんは単なる脇役ではありません。第1話「とっとこ登場!ハム太郎」で、新天地に引っ越してきたばかりのハム太郎と運命的な出会いを果たし、地下ハウスの創設へと繋がる冒険をともに始めた最初の仲間であり最大の理解者です。
公式設定資料や原作(河井リツ子・作)によると、こうしくんは白地にグレーのぶち模様が特徴的なオスのハムスター。その外見が見事な牛柄であること、そして誕生日が5月3日の「おうし座」であることから「こうしくん」と名付けられました。体長は10cmと、ハムちゃんずの標準的なサイズ感を保ちつつも、全体的に丸みを帯びたフォルムが愛嬌を醸し出しています。
飼い主は、ロコちゃん(ハム太郎の飼い主)の親友であるカナちゃん(岩田カナ)。飼い主同士が親友であるという設定は、ハム太郎とこうしくんの強固な関係性と美しいパラレル構造を形成しており、人間パートとハムスターパートのドラマをシームレスに繋ぐ重要な役割を果たしています。
性格はおだやかで争いごとを好まない平和主義者。一人称は「ぼく」で、語尾に「〜ですよ〜」を付ける丁寧な敬語口調が基本です。一方で極度の怖がりであり、少しの物音やハプニングですぐに目を潤ませてしまう「カンゲキや(感激屋・泣き虫)」な一面も持ち合わせています。運動神経はお世辞にも良いとは言えず、走ればすぐに息が上がり、ドジを踏んで転ぶこともしばしば。しかし、その不完全さこそが仲間の保護本能を刺激し、ハムちゃんずの結束を固める接着剤として機能しているのです。