インターネット上の掲示板やSNSでは、公立自然の家に関して幾つかの誤認が散見されます。現地でのトラブルやミスマッチを防ぐため、取材によって明らかになった事実を整理します。
第一の誤解は、「学校行事専用であり、一般の家族やサークルは利用できない」という思い込みです。実際には、福島県立会津自然の家は一般開放されており、家族単位での宿泊やスポーツ少年団、サークル活動の合宿としても広く門戸を開いています。主催事業として年間を通じて家族向け体験イベントや季節のキャンプフェスティバルも多数企画されています。
第二の誤解は、「ホテル並みのフルサービスが受けられる」という勘違いです。ここはあくまで教育施設であるため、「来た時よりも美しく」を原則とするセルフサービスが徹底されています。シーツの受け取り・返却、ベッドメイキング、食事後の食器分別洗浄、退所前の部屋掃除および点検は、利用者が自ら行わなければなりません。「サービスを受ける消費者」という感覚で訪れると不満につながるため、主体的な共同生活を楽しむスタンスが不可欠です。