膠着状態だった二人の心を最後に動かしたのは、ほかでもない互いの娘たちの存在でした。
おぼんの娘である井上いづみ(泉水)さんと、こぼんの娘である馬場添麻樹さんは、幼少期から家族ぐるみで育った幼馴染同士。親同士の確執に誰よりも心を痛めていたのは、二人の娘たちでした。仲直りプロジェクトのクライマックスでは、娘たちが涙ながらに「もう一度、二人が笑って舞台に立つ姿が見たい」と懇願しました。
意地を張り合っていたベテラン芸人二人も、愛する家族の涙と真摯な訴えを前に、ついに心の鎧を解きました。「ごめんな」「俺も悪かった」と言葉を交わし、力強く交わされた歴史的な握手。それは、血の通った家族の愛情と、ナイツをはじめとする漫才協会の仲間たちによる献身的なサポートが生んだ奇跡の瞬間でした。