サロンでのカウンセリング時に「イメージと違う仕上がり」になってしまう最大の原因は、美容師との間で「幅・高さ・見え方」の認識がずれていることにあります。失敗を完全に回避するために、以下の3ステップを押さえてオーダーしてください。
第一に、「耳にかけたときにだけ見せたいのか」「何もしなくても毛先からチラ見せしたいのか」を明確に伝えます。見せたい度合いによって、インナーカラーを入れるセクションの高さ(もみあげ上部何センチまで取るか)がミリ単位で変わるためです。
第二に、色落ちのプロセスを確認することです。ブリーチを使用する場合、染めたては綺麗なミルクティーベージュでも、2〜3週間後には黄色みの強い金髪へと退色します。「色落ち後に黄色っぽく抜けるのを防ぐため、紫やグレーを隠し味に入れてほしい」と伝えるだけで、退色後も上品なアッシュベージュを維持できます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
心理学における「自己表現のコントロール欲求」の観点から見ても、内側にだけカラーを施す手法は、社会的役割(職場環境)と個人のアイデンティティ(個性)のバランスを健全に保つ優れた手段です。しかし、全員に無条件でおすすめできるわけではありません。
【選んで間違いのない人】
- ショートやボブのフォルムに飽きてきて、長さを変えずに印象を一新したい人
- 平日はシックに、休日は耳掛けやヘアバームで動きを出して遊びたい人
- 顔周りの白髪を目立たなくしつつ、若々しい透明感を手に入れたい人
【慎重な検討が必要な人】
- 1ヶ月半〜2ヶ月に1回の定期的なサロンメンテナンスが難しい人
- 職場のカラーチェックが極めて厳しく、髪が風で乱れた際の一瞬のチラ見えすら許されない環境にいる人
- 近いうちに全体を明るいハイトーンに染め直す予定がある人(インナー部分との履歴差が生じるため)