合併から時間が経過した現在でも、ネット上には旧徳島銀行と旧大正銀行の仕様混同に伴う誤解が散見されます。利用者が実生活で不利益を被らないためにも、次の2つの盲点は正確に押さえておく必要があります。
第一に、振込時の徳島大正銀行支店コードと金融機関コードを巡る混乱です。銀行コードは徳島銀行の「0569」を継承していますが、旧大正銀行の店舗口座については、システム統合時に支店番号や店名(店舗整理による変更)の再編成が実施されました。過去の振込先データをそのまま残している取引先から「入金がエラーになる」「受取口座が見つからないと突き返された」というトラブルが発生する事例があります。特に法人の月次決済においては、最新の統廃合一覧と照合することが不可欠です。
第二に、徳島大正銀行の年収と採用に関する誤った噂です。就活サイトや転職板では「地銀統合によって労働環境が悪化した」との憶測が流れることがありますが、有価証券報告書等の開示データを分析すると、グループを統括するトモニホールディングスの平均年間給与は四国の地銀界でも上位グループを堅持しています。金融再編に伴う早期希望退職などの構造改革を経て、現在はデジタル人材や事業承継コンサルティングに特化した中途・新卒採用へシフトしており、旧来型の消耗戦から脱却しつつあります。