尾崎の逝去後、密葬は親族のみで静かに執り行われましたが、同年2012年9月には音楽関係者やファンが集う「お別れの会」が都内のホテルで盛大に開かれました。
会場には、錦野旦、前川清、平尾昌晃、伊東四朗ら昭和の歌謡・芸能界を共に歩んだ盟友たちが多数参列。祭壇には愛用していたアコースティックギターやステージ衣装が飾られ、会場内には尾崎の朗々たる歌声が響き渡りました。参列者たちからは「彼ほどの声量と正確な音程を持ったボーカリストは後にも先にもいない」「リハーサルの一声でホールの空気を変えてしまう天才だった」と、その卓越した音楽センスを惜しむ声が相次ぎました。
クラシックの素養を感じさせる発声法と、洋楽仕込みのリズム感を高度に融合させた尾崎の歌唱スタイルは、後進のミュージシャンや音楽評論家からも極めて高い評価を受け続けています。