なぜ磁石を首に巻くことでパフォーマンスが変わるのか。その問いに対する解は、血行促進と筋肉疲労の軽減という生理学的なメカニズムにある。
磁気ネックレスから照射される恒常磁場は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン(鉄分)に働きかけ、局所的な微小循環を改善するとされる。首や肩まわりは、脳へ血液を送る太い幹線道路であり、同時にストレスや緊張が真っ先にコリとして表れる部位だ。このエリアの血流がスムーズに保たれることで、乳酸などの疲労物質の排出が速まり、肩こりや首の張りが和らぐ。科学的根拠を重視する近年のスポーツ医学界でも、こうした「局所血流の維持」に対する一定の有用性が再評価されている。