ロッテは日本企業か韓国企業か?資本構造と発祥の歴史から真相を解剖

ロッテは日本企業か韓国企業か?資本構造と発祥の歴史から真相を解剖

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ロッテのルーツを辿るには、創業者である重光武雄(韓国名:辛格浩/シン・ギョクホ)氏の波乱に満ちた経歴を知る必要があります。1921年に日本統治下の朝鮮半島・慶尚南道(現在の韓国・蔚山)で生まれた重光氏は、1941年に単身日本へ渡り、早稲田工手学校(現在の早稲田大学理工学部の前身の一つ)で応用化学を学びました。

戦後の1948年、重光氏は東京都杉並区荻窪の小さな工場で、進駐軍が持ち込んでブームとなっていたチューインガムの製造を開始しました。これが「株式会社ロッテ」の誕生です。社名は、重光氏が傾倒していたゲーテの代表作『若きウェルテルの悩み』のヒロイン「シャルロッテ」に由来しています。

日本で大成功を収めたロッテが韓国へ進出したのは、創業から約20年後の1967年のことでした。1965年の日韓基本条約締結による国交正常化を受け、当時の韓国大統領・朴正煕(パク・チョンヒ)政権から祖国の経済復興への協力を要請された重光氏は、母国に「ロッテ製菓」を設立しました。これが、現在の韓国ロッテグループの原点です。

重光氏は日本で築いた潤沢な資金と技術力を韓国に注ぎ込み、食品分野にとどまらず流通や観光、重化学工業へと果敢に事業を拡大させました。つまり、ロッテは「日本で生まれ育ち、後に韓国へと逆上陸して巨大化した企業」というのが歴史的事実です。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。