近年の外食産業における人手不足や店舗コストの上昇を背景に、飲食店が注力しているのが中食産業への本格進出だ。なかでも、伝統的な焼鳥はテイクアウトグルメとしてのポテンシャルが極めて高く、各社が専用のパッケージや加熱技術の開発にしのぎを削っている。
日本焼き鳥協会の関係者も「テイクアウト向け焼き鳥のクオリティ向上は目覚ましく、持ち帰り専用の火入れを行う職人も増えている」と語る。ジューシーな肉汁を閉じ込めつつ、時間が経っても水分で衣や皮がべちゃつかない工夫が施されており、家庭での再現性は過去最高レベルに達しているのだ。