物語は、横浜の街で発生した連続殺傷事件から動き出します。被害者たちの共通点は一見して見当たらず、犯行現場には不可解なメッセージが残されていました。担当検事となった直は捜査を進めますが、やがて逮捕された被疑者の弁護人を務めることになったのは、他ならぬ元恋人の円でした。
対立する立場となった2人は、法廷で激しく火花を散らします。しかし、事件を追うごとに浮き彫りになるのは、単なる凶悪犯罪にとどまらない人間の業や哀愁、そして過去の悲劇でした。検察側の正義と弁護側の正義が交錯するなか、直と円はそれぞれの視点から事件の深淵へと足を踏み入れていきます。
法廷劇としての緊迫感はもちろんのこと、一歩法廷を出れば繰り広げられる「元カップルならではの遠慮のない本音トーク」も見どころの一つです。シリアスなサスペンスと洒脱な会話劇がシームレスに切り替わる構成は、観る者を惹きつけて離しません。