2026年の国立競技場周辺では、デジタル技術を活用した人流制御がさらに進化した。会場アナウンスによる段階的な「分散退場」は完全に定着し、最寄り各駅の改札前におけるリアルタイム混雑状況がスマホアプリや会場大型ビジョンで可視化されている。
取材中、ある警備スタッフは「終演後15分間はスタジアム内で余韻を楽しむか、遠くの外苑前駅や北参道駅へ歩いた方が、結果的に早く電車に乗れる」と明かしてくれた。ピーク時の改札待ちに耐えるくらいなら、あえて一駅分歩く選択肢が、現代のライブ鑑賞スタイルとして浸透しつつある。