一方で、「停車」とは駐車に該当しないわずかな時間の停止を意味する。代表的な例が「人の乗り降り」と「5分以内の荷物の積み降ろし」である。
人の乗り降りの場合、時間に厳格な上限数値は規定されていない。しかし、それは「ドアを開けて人が乗り込み、直ちに発進する」という一連の動作にかかる時間に限られる。乗客が荷物をまとめるのを待ったり、別れの挨拶を交わしたりして時間を費やせば、その時点で「乗り降り」の枠組みを超えて「駐車」へと昇格してしまう。
貨物の積み降ろしに関しては「5分以内」という明確なタイムリミットが存在する。ドライバーが車両を離れて作業を行っていても、5分以内に完了して速やかに運転に戻れる状態であれば「停車」として認められる。ただし、6分目に入った瞬間、あるいは作業中にドライバーが車両から大きく離れて即座に動かせない状態(放置)になると、即座に摘発の危険が生じる。