「じぶんの積立」がこれほどまでに愛された理由はシンプルだ。月々5,000円からスタートでき、いつ解約しても受取率が100%以上。つまり、従来の積立型保険にありがちだった「早期解約による元本割れリスク」が一切ない。さらに、一般生命保険料控除の対象となるため、実質的な利回りは一般的な銀行預金を遥かに凌駕していた。
しかし、保険会社にとってこの設計は極めて薄利、あるいは逆ざやに近いリスクを孕む。特に2026年の金融市場は、金利の先行き不透明感が増しており、契約者に約束した返戻率を維持しながら国債などで運用することが限界に達しつつある。明治安田生命側がポートフォリオの再構築を迫られた結果が、今回の販売停止騒動の引き金となったのだ。