わずか7年半の芸能活動で数々のヒット曲を生み出し、社会現象を巻き起こした山口百恵さんが、21歳という若さで引退を決意した背景には、幼少期の家庭環境と「温かい家庭を築きたい」という強い願いがありました。
複雑な生い立ちを抱え、母子家庭で育った百恵さんにとって、家庭の安らぎは何物にも代えがたい宝物でした。友和さんからプロポーズを受けた際、百恵さんは「仕事を辞めて、あなたを支える妻になります」と即答したといいます。当時、トップアイドルであり大スターだった彼女の引退は日本中に衝撃を与えましたが、その決断には一切の迷いがありませんでした。
引退後、数え切れないほどの億単位の復帰オファーやメディアからの取材依頼が舞い込みましたが、百恵さんはそのすべてを毅然と断り続けました。自らが選んだ「三浦百恵」としての生き方を貫き通すその潔さと覚悟こそが、引退から40年以上経った今も人々を惹きつけてやまない最大の理由です。