映像の中で足が映し出される時、そこには必ずストーリー上の意味が存在する。ハイヒールを脱ぎ捨てる瞬間は「抑圧からの解放」を意味し、泥にまみれた裸足は「困惑や逃亡」を物語る。言葉による説明を一切排除し、足元だけで登場人物の置かれた状況や感情の変化を表現できるのだ。
映画監督たちが狙うのは、観客の無意識に直接訴えかけるストーリーテリングである。何気ない足元のアップにこそ、脚本には書かれていないキャラクターの真の感情が隠されている。
次に映画を観る時は、ぜひスクリーンに映る足元に注目してほしい。そこに込められた緻密な心理戦略を知ることで、映画というアートの深淵がより鮮明に見えてくるはずだ。 (出典: 足 フェチ(Yahoo!ニュース))