皇位継承問題や公務を担う皇族の減少をめぐり、国会では有識者会議の報告書に基づいた制度設計の協議が進められてきました。その中で有力な打開策として浮上したのが、「皇統に属する男系男子を養子縁組によって皇族とする」という案です。
戦後に皇籍を離脱した11宮家の中で、現在も未婚の若い男系男子が存在する家は限られています。その筆頭として名前が挙がっているのが賀陽家です。賀陽家には20代〜30代の男系男子のご子息が2人おり、いずれも学習院で学び、皇室との文化的・心情的な距離が極めて近い環境で育ってきました。
単に「血統が男系でつながっている」という形式的な条件だけでなく、天皇家と長年にわたる家族ぐるみの交流があるという実質的な信頼関係が、政治関係者や宮内庁OBの間で「最も受け入れられやすい旧宮家」と評される最大の要因です。