山本由伸の現在|ドジャースで魅せる圧倒的進化と最新登板の全貌

山本由伸の現在|ドジャースで魅せる圧倒的進化と最新登板の全貌

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海を渡った山本投手がメジャーの並み居るスラッガーを圧倒できる最大の武器、それは現地で「アンヒッタブル(打撃不可能)」と恐れられる高速スプリットです。最速95マイル(約153キロ)に迫るスピードからホームベース直前で急激に視界から消える落差を誇り、空振り率は40%超をマーク。カウント球としても決め球としても自在に操れるこの球種が、メジャー屈指の被打率の低さを支えています。

さらに見逃せないのが、スプリットと全く同じ軌道から放たれる97〜99マイルのフォーシームと、ブレーキの効いた大きく曲がり落ちるカーブのコンビネーションです。打者から見れば、リリースポイントからボールの回転軸が見分けにくく、球筋を絞り切ることが極めて困難なピッチトンネルを完璧に構築しています。

この驚異的なボールを生み出している根源が、オリックス時代から独自に磨き上げてきた独自の投球フォームです。一般的なウエイトトレーニングに頼らず、やり投げの練習器具(ジャベリン)を用いた投擲動作やブリッジ運動、骨盤と肩甲骨の連動性を極限まで高めた身体操作は、メジャー移籍後もさらに洗練されました。

テイクバックをコンパクトに保ちつつ、並進運動のエネルギーをロスなく腕の振りに変換するバイオメカニクス的アプローチは、打者に球持ちの良さを体感させ、体感速度を実際以上の剛速球へと引き上げています。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。