表現に対する受け止め方は、文化圏によってもグラデーションが存在する。欧米のカルチャーにおいて、タンゴやフラメンコ、現代バレエをモチーフにした演技に見られる「成熟した大人としての官能性(Sensuality)」は、至高の芸術的アプローチとして高く評価される。
一方、日本のネットコミュニティにおいては、「美しさ」と「色気」が時にダイレクトな言葉で語られがちだ。表現力(PCS)の項目である『プログラムの解釈』や『滑走技術』と、観客が直感的に感じる「艶やかさ」のギャップが、検索ワードの加熱という形で表面化しているといえる。