ツボ押しは力任せの作業ではない。効果を極限まで引き出すキーは「息との同調」だ。息をゆっくり吐き出しながら5秒かけて圧をかけ、息を吸いながらゆっくり力を抜く。このサイクルを3〜5回繰り返すことで自律神経が整い、血管の拡張が最大化される。
逆に、焦りから陥りがちな危険なNG行為がある。絶対に避けるべき第一は「喉仏の周辺を力任せに揉み解すこと」。喉の筋肉や軟骨は極めて繊細で、強い摩擦はかえって声帯の炎症を増幅させる。第二は「冷水の一気飲み」だ。一瞬の快感とは裏腹に、血管を収縮させて自律回復を阻害する。そして第三が「頻繁な咳払い」。喉の違和感を払おうとする咳払いは、声帯同士を猛スピードで叩きつけ合う破壊行為に他ならない。