こうした現場の革新を後ろから強力にバックアップしているのが、富士市教育委員会である。行政が一体となって推進する地域学習プロジェクトは、今や周辺自治体からも熱い視線を浴びる存在となった。
地元の特産品である製紙産業や茶業の現場を訪問し、経営者や職人から直接話を聞くワークショップ。あるいは、地域の歴史遺産を紐解くフィールドワーク。これらの一連の取り組みは静岡新聞をはじめとする地元メディアでも大きく報じられ、教育関係者の間で議論を巻き起こした。教科書の中だけでは完結しない「生の学び」が、児童たちの知的好奇心を刺激してやまない。