この町の歴史を語る上で欠かせないのが、元町長の根本良一氏が打ち出した「平成の大合併反対宣言」である。かつて総務省主導のもとで全国の市町村合併が強力に推し進められた際、町は周辺自治体との合体を選ばず、単独町制の維持を宣言した。この出来事は当時、「平成の大合併反対プロジェクト」として全国的な話題を呼んだ。
また、国が推進した住民基本台帳ネットワークシステムに対する慎重な姿勢など、国や都道府県の決定にただ従うのではなく、主権者である住民の利益を第一に考える政治姿勢は大きな波紋を広げた。この反骨精神と自立の意思こそが、現在の町政における揺るぎない背骨となっている。