工藤英樹さんは1963年生まれ。妹の静香さんより3歳年上で、幼い頃からギターに親しんだ。彼はプロのギタリスト、作曲家として活動し、その才能は業界で高く評価されていた。松任谷由実や小田和正などのビッグネームと共演し、スタジオミュージシャンとして数多くの作品に参加。静香さんは「兄は私の音楽の先生だった」と後年語っている。兄妹の絆は非常に深く、静香さんが芸能界に入る決意をしたのも兄の影響が大きいと言われる。
英樹さんは明るく人懐っこい性格だった。多くのミュージシャンから慕われ、彼のギタープレイは情感豊かで特にバラード曲で真価を発揮した。静香さんの初期の楽曲には、兄が作曲やアレンジで関わったものも少なくない。そんな彼の人生は、32歳という若さで突然の終わりを迎える。