宮崎県の高校サッカーシーンは全国的にもレベルが高い。日章学園という強大な壁が常に立ちはだかる構造が長年続いていたからだ。この高い壁を崩すべく、宮崎日大は長期的な強化プロジェクトを推し進めてきた。
一昔前の宮崎日大は「挑戦者」に過ぎなかった。しかし、粘り強いスカウティングと一貫した指導カリキュラムの導入により、チームの体質は劇的に変貌した。選手個々の能力開発と戦術理解度の底上げを並行して行った結果である。
第100回全国高校サッカー選手権大会の宮崎県予選決勝。宮崎日大は絶対王者・日章学園を破り、見事に全国大会への切符を手にした。この一戦は単なる一勝にとどまらない。宮崎県の高校サッカー界に新たな時代が到来したことを告げる歴史的瞬間となった。